求人情報の収集と転職の時期
常にあるのが転職の求人情報で、ゴールデンウィーク、お盆や正月を除いていつでも見ることができます。たくさん転職する人がいる時期は、3~4月、9~10月という求人が増えるにときとかぶっているようです。
転職するのであれば、求人が増える時期がベストと言えます。春や秋は、年度の切り替えに伴って退職者が増える企業が多いようです。求人を出す企業も、新規でスタートする事業なども多いので増えるといいます。
たくさんの求人があれば、競争が転職者が増えて熾烈にはなりますが、転職の選択肢も、求人の種類も多くなるので、同時に増えることになるでしょう。転職に適した時期は、勤続年数、現在の年齢、自分の経済面によっても変わってきます。
勤続年数は、あまりにも短い期間で転職を何度もしていると企業からは敬遠される傾向にあるので、転職する際には考慮する必要があります。新しい転職先の入社時期や自分の退職するタイミングによっては、数ヶ月のブランクがあくことも考えられるので、経済面についても気をつけましょう。
ある程度経済的に余裕を持っていることも、転職する時には大切なことだといえます。貯金が全く無いような、経済状態が悪い時に焦って転職活動をすると仕事の内容や給与待遇などの面でも、納得して仕事を選べなくなる可能性があります。
大変重要なのは、転職は焦ってするものではなく、やってみたい仕事の求人情報を見つけたら、いつでも応募できるようにしっかりと準備をしておくということです。
40代の転職について
40歳を越えてから就職活動を開始すると年齢が理由で断られることが多いようです。20代、30代と熱心に仕事をしていて、人に誇れる結果を出しているような人でも、40歳を越えてからの就職活動は苦戦することが多いようです。
そもそも、年齢が理由で、書類選考すら通らないということが、40歳の転職活動では珍しくなくなってしまいます。20代、30代の気持ちで就職活動をしていると壁にぶつかってしまうことは言うまでもありません。
40代の就職活動では、よい求人を探して応募するというスタイルは通用しにくくなっているのです。書類選考をクリアして、その先の選考ステップに進める可能性は、40代の場合は10%くらいだともされています。
10社との面接を受けるためには、100社に応募し、90社に断られる覚悟が必要です。無事に書類選考を通り、面接を受けても、数日後に不採用の通知をもらえばストレスや焦りにもなりますし、失った時間も甚大です。
加えて、仕事をしていない期間が長くなればなるほど、次の採用先が決まる可能性は低くなります。どうしても40代になってから仕事を変える必要があるならば、縁故採用を求めての働きかけをしたほうが、成功率が高いといいます。
周りの人とのつながりが、40年という歳月の間に何らかの形でできていれば、仕事も探しやすくなっているでしょう。コネ採用であることに躊躇する人も少なくないですが、年齢に見合った就職の形だと割り切るのも、将来が開ける選択肢の一つです。
給料を理由に転職したいと考える場合
相応のバックボーンがあるからこそ、転職を志すものでしょう。自分が転職を決意するに至った過程を、はっきりと表現できるように整理してみることが、今後の自分のためにもなることです。
社内の雰囲気がやりづらかったり、嫌いな上司や社員がいたり、仕事が向かないと感じたり、やめたい理由はいろいろです。転職を決意することになった理由として常に上位に入るのが給料だそうです。
仕事をしたら、それに見合った対価が欲しいと思うものです。ただ働きでも全く不満がないという人はいません。
ただし、給料以外に不満がないという職場なら、すぐにやめてしまうことは早計といえるかもしれません。現在の日本は景気がいいとはいえませんので、求人の条件もあまりよくないものばかりなのです。
出費を減らせる部分はないか、家計簿をつけ直すことで、支出のバランスがよくないところが見つかるものです。場当たり的にお金を使っていれば、いざという時にお金がなまくなります。
人によって違いますが、明らかに必要以上に出費が多いと感じるものがあるなら、まずはそれを改善しましょう。自身の出費をチェックし直し、それでも収入が少なすぎるという場合は、転職をしたほうがいいかもしれません。
食生活や生活リズムを変えたところ、今の働き方でも問題がないくらい、家計のやりくりが容易になっていることがあります。