「東京で星を見ることはできますか」
中々、都心で生活をしていると高い建物や、多くの街の明るさで星が見える機会が少ないのではないでしょうか。
でも、人が気にしていない空(宇宙)では、何かしらの変化が毎日、起きているのも事実です。
そんな中で10月には、「オリオン座流星群」という、とても明るく、肉眼でも見ることのできる天体ショーがあります。
東京都心のど真ん中では、ビル群などの光にかき消されてしまうかもしれませんが、大きな川や海の近く、少しだけ郊外に出てみることで、この「オリオン座流星群」を見ることができるかもしれません。
今回は、オリオン座流星群が、東京および東京近郊で見ることができる場所を中心に情報をまとめてみましたので、参考になればと思います。
オリオン座流星群を簡単にご紹介
- とても明るく、肉眼でもいられる
- 流星群の中で、2番目の速さ。その秒速は何と40km。時速にすると144,000km
- 大きなは、数ミリから数センチ程度で、殆どの重さは1円玉以下で、重くても10g程度
- 流星の正体は塵(ちり)。※ 小さな粒子
という特徴をも持っています。
オリオン座流星群 [2016年] 東京・関東ではいつ見えるのか?
オリオン座流星群が、2016年に一番、活発化するのが、10月21日(金)の14時くらいです。
しかしながら、前後24時間は活発な活動をしますので、
- 10月21日(金)0時から4時
- 10月22日(土)0時から4時
くらいに見ると、周りの明るさも和らぐと思いますので、最適ではないかと思います。
もちろん、この他に天気や場所ということも、重要な条件の1つになると思います。
オリオン座流星群 [2016年] 東京・関東から見える方角は?
「東の空」ということになります。
では「東の空」のどのあたりを見ればいいのか?
まずは、目印になる星を探します。
- 同じくらいの明るさの星
- 同じ間隔で3つの星が並んでいる
これを見つけてください。
意外に簡単に見つかると思います。
もしかしたら、もうこの時点で「オリオン座流星群」を見つけられているかもしれません(汗)
この時点でまだ、「オリオン座流星群」に遭遇していない場合には、先ほどの星の左上に見える赤く光る星を捜してみてください。
これが「ペテルギウス」という星になります。
この「ペテルギウス」の左上当たりをみていると「オリオン座流星群」に遭遇できると思います。
ただし、この1点だけで起こるわけではありませんので、「このあたり」という感覚で見ていると多くの「オリオン座流星群」に遭遇できると思います。(放射状に飛びます。)
では、次に少しでも条件の良くなる場所をあげておきたいと思います。
オリオン座流星群 [2016年] 東京・関東のおすすめ観察スポットは?
夢の島公園
住所:東京都江東区夢の島2-1
砧公園
住所:東京都世田谷区砧公園1番1号
石神井公園
住所:東京都練馬区石神井台1丁目26-1
武蔵の森公園
住所:東京都府中市朝日町三丁目
高尾山
住所:東京都八王子市高尾町
奥多摩湖ダムサイトパーキング
住所:東京都西多摩郡奥多摩町原
戦場ヶ原
住所:栃木県日光市中宮祠
八方ヶ原
住所:栃木県矢板市北部から那須塩原市南部
湯西川温泉の道の駅
住所:栃木県日光市西川478-1
湘南国際村
住所:神奈川県横須賀市湘南国際村一丁目
ヤビツ峠
住所:神奈川県秦野市蓑毛
堂平山天文台
住所:埼玉県ときがわ町大字大野1853
東浪見(とらみ)海岸
住所:千葉県長生郡一宮町東浪見
防寒対策は忘れずに
ご紹介した場所や、海であったり標高の高い山だったりしていますので、夜になると大変に寒くなります。
防寒対策はしっかりとしてくださいね。
また、急な天候の変化の場合の雨宿りするところも少ないので、傘やカッパなども持参すると安心ですよね。
そして、忘れてはいけないのが懐中電灯。スマホなどにはライト機能もありますが、充電がなくなってしまうと電話やメールが使えなくなってしまいますので、懐中電灯として持っていくことが良いでしょう。
星が見えやすいところというのは、街灯などの光が元々、少ない場所ですので、十分に注意してくださいね。
編集後記
東京、関東地区でのオリオン座流星群を観測するのに適した場所を中心に案内をしていきました。
毎月なのかの天体ショー(見えにくいものもありますが・・・)ので、毎月の星を見るイベントとしても良いかもしれませんね。
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