お腹に脂肪が付く原因とは
お腹に脂肪が付く原因はいくつか考えられます。お腹には子宮や腸など繊細な内臓が詰まっているにも関わらず、骨のような鎧がありません。大事な内臓を外部の刺激から守るためのクッション材として脂肪が存在します。
何らかの理由でお腹の筋肉のたるみが出ると、そこに脂肪が蓄積されやすくなり、ぽこりと脂肪で膨らんだお腹ができます。普通に暮らしている限りではお腹の筋肉を使って何かをすることはあまりないため、気づくとたるみが出ていることもあります。
お腹周りに脂肪がつきやすい状態になると、お腹周りの脂肪はますます増えていきます。内臓脂肪や皮下脂肪など、脂肪のつく場所はたくさんあります。若い頃は基礎代謝が元々高く体を動かすことも多いので脂肪が燃えやすいのですが、年をとる毎に代謝は悪くなります。
体脂肪をエネルギーに変えて消費する代謝機能が年齢効果などで低下すると、脂肪は溜まりやすくなります。脂肪の燃焼はそれが内臓脂肪か皮下脂肪かで難易度が異なり、皮下脂肪の方が燃えにくいといいます。
傾向として、女性は皮下脂肪を、男性は内臓脂肪を、それぞれ蓄積しやすい体質だといいます。男性は女性より腹筋があり、体脂肪は内臓脂肪になりがちなのでお腹ががっちりと太く見えがちです。体脂肪率が同じ場合、内臓脂肪をたくさん溜め込んでいるのは男性です。お腹に脂肪が付く原因はさまざまなのです。
お腹ダイエット運動
お腹の脂肪が気になりだしたらダイエット運動に取り組むことをおすすめします。お腹のダイエットを目指すなら、まずは体を動かすことです。運動量の少ない生活は体脂肪の蓄積される温床になりますので、まずは体を動かしましょう。
まず筋肉を強化することを考えてください。エクササイズの教室や水泳教室で汗を流すという方法もありますが、家でできる運動を毎日続けてもいいでしょう。お腹についた脂肪を効率的に燃焼させるには、ウォーキングなど有酸素運動やイスを用いたストレッチがあります。
ウォーキングは体へダメージがかかりにくくジョギングより効率良くダイエットができる方法です。机からやや離れた場所に椅子を置き、浅めに背筋を伸ばして腰掛け、その姿勢から運動を開始してください。
足を組み、手を机に置き、左右に腰を回します。上半身だけが動くように気をつけながら不慣れなうちは10でも、最終的には100往復くらいはします。ちょっとした時間の合間にこの運動をする習慣をつけると、ダイエットが効果的になるでしょう。
椅子に座るだけでできるので、仕事場でも自宅でも簡単にできます。お腹の脂肪対策には有酸素運動も効果的ですが、筋肉を鍛えず脂肪代謝だけを目指すと、プロポーションに悪影響が出ることがあります。
お腹を支える筋肉がたるむと、脂肪がない状態でもたるんでいるように見えます。有酸素運動中心でダイエットしますと、上半身の筋肉も落ちてしまいます。継続的にお腹ダイエット運動として、ウォーキングや姿勢を利用した運動をお勧めします。
お腹ダイエットには食事の改善を
お腹ダイエットに役立つ方法は、普段の食事を改善することです。食事の栄養バランスを考えて食事量を調整するだけでもダイエット効果が期待できます。食事は規則正しく1日3回、食べ過ぎないように適正な量を摂取しましょう。
朝ご飯は抜かないで、しっかり食べることが大事です。食事を抜くダイエットは、体に負担が掛かるのであまりおすすめできません。脂肪どころか生命を維持する筋力まで落ちてしまうから無理なダイエットは禁物です。
食事の量を見直す時は大幅に減らさず、これまで食べ過ぎという人は20%ほどを落としましょう。また、ご家族の食事の残りをいつも食べるという食事スタイルはダイエットになりません。ダイエットではおやつや甘いものは控え、糖分を含むジュースやチョコレートなどの甘味は我慢することが重要です。
お腹がすいている場合はミネラルウォーター、特に硬水を飲みましょう。不思議と満腹感が得られますのでおすすめの方法です。布団に入る3~4時間前の食事は控えることもお腹のダイエットを成功させるには忘れてはならないポイントです。
冷たいジュースやビールを飲むこともダイエットのためにはやめるべきです。冷たい飲み物でお腹を冷やすと、冷えたお腹を温めようとして血液が集中します。その結果血中に溶け込んでいた脂肪が集まり、お腹の脂肪になってしまいます。
冷たい飲み物は便秘や肌荒れの源になることもありますので、水分を補給したい時はぬるいものか温かいものにしましょう。糖分の多いお菓子や脂身の多い肉、揚げ物は高カロリーの食べ物ですので、お腹のダイエット中は極力避けるようにする必要があるといえます。