にきびの赤みや痕を残さないためにはケアが大切
肌の悩みは色々なものがありますが、中てもにきびは、次々にできるようになったり、にきび痕ができたりと面倒なものです。にきび痕に悩まされないようにするには、にきびができる場合肌がどんな状態になっているかを把握することがまず第一です。
毛穴に、メイクの成分や泌された皮脂が詰まると、皮膚の常在菌であるアクネ菌が増えはじめて、皮膚の炎症を起こす成分を生成するようになります。最初は毛穴が詰まっているだけのしろにきびですが、炎症がひどくなると赤にきびになり、それが黒にきびになります。
最終的には毛穴の中に膿が溜まる膿にきびになってしまいますが、上手にケアしないとにきび痕が残ってしまうので注意しましょう。にきびケアの基本は、むやみに触ったり、つぶしたりしないことです。
肌本来の回復能力をサポートするようなお手入れが大事です。暴飲暴食は改め、喫煙や飲酒を控えることは、にきびの少ない肌になるために、とても大事なことです。肌は紫外線を浴びると保湿能力を失うので、にきびをつくらないためには、日やけどめを実践することが必要です。
肌の色がもともと白いと、にきびが治った場所に赤っぽいシミができることがあります。時間の経過と共にだんだん目立たなくなっていきますが、まめにスキンケアを施すことで、より痕跡を消しやすくなります。
赤みが消えても、にきび痕が目立つところにできてしまうこともあるので注意が必要です。放っておけば何とかなるだろうと甘く考えず、にきびができる前からスキンケアをきちんとするように心がけましょう。
にきび痕の赤みが残ってしまう原因とは
自分の肌質を理解し、にきびができるメカニズムを知ることが、にきび痕の改善につながります。案外と多くの人が、にきび自体はなくなったのに、赤みが肌に残ったことがあるといいます。肌ににきびができると、にきび痕が赤くなることがあるのはなぜでしょう。
にきび痕の赤みは、にきびそのものがなくなっても、炎症による肌のダメージが回復していない時にできます。サイトカインや、たんぱく質分解酵素を分泌して、肌は炎症を治そうとしていることから、にきび痕に赤みが残るのです。
捻挫も炎症ですが、捻挫をすると赤み、痛み、腫れといった症状が現れます。痛んだり、腫れたりはしていなくても、にきびによる炎症が要因となって、赤みの症状が出ています。炎症が残っている部分には血液が流れやすいように、毛細血管が集まるという性質があります。
にきび痕の赤みとは、炎症に対して集まった毛細血管の血液の色なのです。にきび痕をつついたり、いじったりしないで、炎症がおさまるまで待っていれば、赤みは引きます。何とかして肌の回復を早めたいという方は、ビタミンＣ誘導体のローションや美容クリームでお肌の手入れをするといいでしょう。
ビタミンC誘導体には皮脂分泌をコントロールする働きもあるので、皮脂の毛穴つまりによる新たなニキビ発生を防ぐことにもつながります。ビタミンC誘導体を含む基礎化粧品を活用することで、にきび痕の赤みが残りにくい肌質づくりをするといいでしょう。
赤みのあるにきび痕にはビタミンC誘導体を
ビタミンCの誘導体が含まれているスキンケア用品を使うと、にきび痕の赤みのケアに役立つと言われています。保湿効果のあるクリームをつけるより、ビタミンC誘導体のスキンケア用品のほうがいいことは、予想外だという人もいます。
肌に赤みが残る理由は、にきび痕の部分に、炎症を起こしているところがあるからです。膏薬をつければ菌の繁殖は減りますが、そもそも膏薬は炎症を引かせるために使うものではありません。
にきび痕を解消したいという場合は、ビタミンC誘導体を皮膚に浸透させたほうがいいでしょう。老化の原因にもなる肌の酸化を防いだり、皮脂の分泌を適切に保ったり、炎症を穏やかにする効果がビタミンC誘導体には期待できます。
しみやくすみの原因になるメラニン色素の生成を抑制する作用もあることから、ビタミンC誘導体は肌にとってとてもいいものです。ビタミンCやビタミンB、ビタミンEの多いものを食べることは肌にいいことです。
精神的なストレスも肌トラブルの原因になりますので、身心ともに健やかな生活を送ることも、にきび痕のケアでは重視したいことです。にきび痕の赤みなど、肌がダメージを負っている状態でピーリングをすると、肌への負荷が増すことがあります。
にきび痕の赤みは、外部からの刺激や負担にも敏感になっていますので、紫外線に対する防御なども大事です。日々のお肌のお手入れには、ビタミンC誘導体が入っているものを積極的に使うことで、にきび痕の赤み解消が期待できます。