ワキガ対策として確実な方法は治療すること
大抵の人は脇の下にかいた汗を放っておくと嫌な臭いを発するものですが、中でも強烈な臭いを発するワキガ体質の人がいます。ワキのニオイが激しくて、自分だけでなく周囲の人も気づくようであれば、普通の事ではありません。
こまめに制汗剤を使うなどして対策をしている人もいますが、普通の制汗剤はワキガの臭いを消すほどの効果は得られません。ワキガ体質に悩む人の中には、Ｗｅｂショップ等で販売されているワキガ用グッズを使っても、効果が不十分だと感じる人もいます。
クリームのような塗るタイプの商品は、それなりの効果があっても塗るのが面倒だったり、ベタついたり不快な思いをする場合もあります。サプリメントを摂取して体質を改善し、ワキガの臭いを減らそうとする方もいますが、期待したほどの効果がなかったり、何カ月も飲まないと効果が実感できないこともあります。
ワキガが原因で人づきあいや生活に支障が出ており、早急に対処したい場合は、病院に行ったほうが賢明です。人には知られたくない、見られたくない部分ですから、治療を受けることに抵抗がある人もいるかもしれません。
確かな治療技術を持つ病院でワキガの症状を診てもらえれば、自分にあった対処の仕方がわかり、ワキガに悩まされずに済むようになります。手術によってワキガの症状を改善することにはリスクもあるので、他の方法を求める人もいます。
以前とは異なり医療技術の進歩によって、今では痛みも少なく非常に短時間で治療は済んでしまいます。治療によってワキガ体質から脱却することが可能ですので、一度は病院で症状を診てもらってください。
ワキガの治療にはレーザーと手術による方法がある
ワキガで悩まされている人の中には、医療機関での治療を希望する人が少なくありません。ワキガ対策にはいくつかの方法があり、一番手軽なのは制汗剤を使う方法でしょう。多少の汗臭さは制汗剤で対応ができますが、ワキガの臭いはまた別格であり、制汗剤では太刀打ちできないこともあります。
ボトックス注射をすることで発汗量を抑制するという方法もありますが、度々行っていると効果が弱まるリスクがあります。やはり、ワキガで悩んでいるのであれば、根本的に治療をした方がいいでしょう。
ワキガを治療するには、レーザー照射や、患部の切除などがあります。レーザーを使うワキガの治療は、汗腺にレーザーを照射して機能をとめるというやり方です。一方、手術による治療は保険が適用される場合と適用外の場合に分かれます。
ワキガの原因となる汗を分泌する汗腺をハサミでカットする方法は、保険が使えて両脇で５万円ほどです。最近はクアドラカットという専用の器具を使うワキガの手術があります。保険が使えないので、40万ほどかかります。
特殊な器具を使って汗腺を除去するので、傷もほとんど残らないのが特徴です。ワキガの治療を選ぶ時には、方法ごとに費用や効果や身体への負担などが異なりますので、事前の情報収集が大事です。
ワキガの治療は皮膚科もしくは美容外科へ
脇の汗が強く臭うワキガは、アポクリン腺という汗腺が多いために臭いがきつくなる症状で、優性遺伝する症状です。体臭のきつさは、本人だけでなく、身近な人達にとっても支障が生じる原因になりますので、対策が必要になります。
病院を受診することで、ワキガを治療することが可能になります。ワキガは軽いものですと市販のワキガ用のデオドラントを使用すれば、臭いの発生を予防することも可能です。しかし、制汗剤の効果には限界がありますので、深刻な症状の場合は他の方法を使う必要があるでしょう。
医療機関で治療を受けることで、ワキガの症状を抑制し、臭いを解消するということもできます。ワキガの治療には、ボツリヌス注射や、レーザー照射など、身体へのダメージが少ない方法があります。
外科手術で、ワキガの原因となる汗腺を切り取ってしまうことで治療をするという選択肢も存在します。痛みが強い方法であることや、手術した痕が残ることなどの欠点はありますが、手術ならではの長所もあります。
アポクリン腺をすべて除去するので、効果が確実でワキガを完治することのできる治療方法とされています。手術に関しては保険が使えますので、治療費用が高くならないというメリットもあります。治療によってワキガの症状は改善することが可能ですので、医療機関で医師の診断を受けるところから始めてはどうでしょう。