体重と減量について
体重など目方を少なくする行為が減量です。減量という言葉で連想するのは、ボクシングのために選手がサウナや食事制限で体重を減らすことではないでしょうか。ボクサーは、試合前に食事量を減らしたりきつい運動をすることで、体重をコントロールしています。
減量方法はボクサーではない私たちには、決して体に良い減量方法であると言えません。ボクサーは日々トレーニングで体をつくり、試合のためにある程度の準備は整っています。一方、我々の場合はある程度は体を動かしているかもしれませんが、特に厳しい運動をしているわけではなく、同様の減量は不可能です。
なにより数日で体重を極端に減量するので、リバウンドしやすい体になってしまう可能性があります。一般的に、体重を減らしたいと思った時はその日その場だけで減量ではなく、長期的に体を作り替えたいと考えるでしょう。
体内に脂肪が蓄積される過程を知ることによって、リバウンドのない減量方法がわかります。合わせて自分の食生活や、運動などを取り入れる体に負担を掛けない健康的な減量方法がやはり効果的なのです。
久々に体重計に乗ったら、思いがけなく太っていたという話は珍しくありません。なぜ体重が多くなったか思い当たる節はないけれど、以前とは違って明らかに体重が多いという人もいるようです。増えた体重を減量するのも大切ですが、日々の体重を管理して健康的な体重を維持する努力を怠らないようする事も大切です。
減量と体重が増えるメカニズム
何をすると減量がうまくいくかは、何をすると体重が増加するか知ることがポイントとなります。多くの場合、増える体重とは脂肪のことです。脂肪が増えるのは、一日で使い切れない量のカロリーを摂取した時です。
消費し切れれなかった摂取エネルギー、つまりカロリーが脂肪などとして体内に残ってしまうために体重が増えるというとても単純で明快なものです。減量を効果的にすすめる為には、消費エネルギーが摂取エネルギーを超えるようにすれば、体重はおのずと減ることになるのです。
体内に取り入れた食事をカロリーに換算したものが、摂取カロリーとなります。消費カロリーとは、一日の運動や活動で必要となったカロリー量と、基礎代謝という体温維持や心肺機能、内臓の活動のために必要とするカロリー量の総量となります。
基礎代謝とは、使うエネルギーの約70%に達しているといいます。減量を成功させるには、基礎代謝をアップさせるといいでしょう。カロリー制限によるダイエットをある程度行っているという人は、食事量が少なくとも生命活動に支障が起きないよう、基礎代謝が下がっている場合があります。
ダイエットを続けているのに思うように減量が進まないという場合は、基礎代謝をたかめるため運動やたんぱく質の摂取を心がけましょう。健康に良い減量をするには、基礎代謝の高い体質に改善することがポイントになります。基礎代謝の高い体になることで、普段通りの活動をしていても脂肪燃焼が促進されるようになります。
減量には食事を見直す方法が大切
食べる量を減らすことによって減量を行い、体重を少なくしたいという人はたくさんいます。食事制限をする場合、食事メニューを何にするかも大事です。基礎代謝をアップすることによって、脂肪が燃焼しやすくなり減量効果はより高まるためです。
体内の筋肉量を多くすることで、食事制限によるダイエット効果をより期待することができます。ダンベルやストレッチなどの筋力トレーニングをすることで筋肉量が増えれば基礎代謝が上がります。
筋力トレーニングをすること自体、エネルギーを消費します。継続していると体に筋力がつき、最終的には基礎代謝のアップにつながります。減量のためならば、一週間に2回から3回の筋トレの方が効果があるともいいます。
筋肉増強を目指して運動をする場合は、運動だけでなく食べる物に関しても見直すようにするといいでしょう。体重を減らす事を目的としているからといって、低カロリーのものばかり食べていると、基礎代謝が下がってしまいます。
筋肉の素となる良質のたんぱく質をバランスよく食べなくてはなりません。よく減量というと、肉や脂肪類を一切排除するようなダイエット方法で体重を減らす方法を良く見かけます。極端な食事制限は基礎代謝を引き下げてしまい、食事からカロリーを得ても使わずに蓄積するようになります。
減量を目指すのであれば、食事にはたんぱく質を積極的に使いましょう。低カロリーでたんぱく質が豊富な食材は、納豆や豆腐、ヨーグルト、鶏ささみなどです。たんぱく質を摂取しつつ食事からのカロリーが多くなりすぎないように気をつけること、そして適度な運動をすることが減量で体重を減らすためには必要です。