標準体重と美容体重
体重を減らすためにダイエットに取り組む人はたくさんいますが、まずすべきことは、標準体重と自分の体重の比較です。健康にいい体重がどのくらいかという判断基準で、標準体重は決まります。
痩せすぎでも、太りすぎでも健康にはよくありません。身長(m)を二乗し、22を掛けると標準体重が出ます。標準体重の計算方法はごく大ざっぱなものであり、あらゆる人に適用できるものではありません。
骨格や筋肉の違いによってベストの体重は変化するものなので、あくまでも参考程度に使いましょう。試しに標準体重を調べてみたところ、感覚的には太り気味と感じる体重が計算で出てきたという人もいます。
人によっては、標準体重だとぽっちゃり気味に見えるために、もっとスリムなボディを目指すという人もいます。見た目を美しくするために体重を減らしたい場合は、標準体重よりももっと痩せた美容体重という数字を指針にすることがあるといいます。
美容体重は、身長の二乗に20を掛けた数字で表せます。モデル体型になるともっと細く、身長の二乗に17を掛けた数がベースになります。標準体重からかけ離れた体重は、健康維持の上では望ましくありません。
ダイエットは体重だけにとらわれずに体脂肪やボディラインの引き締めに注目したほうが良いといいます。きゅっと引き締まった体になるためには、当面は標準体重になることを目指して、体にいいダイエットをしていまことです。
肥満から標準体重へのダイエット
肥満の解消を目的にダイエットをする時には、標準体重になることを目標に設定してダイエットをしましょう。ダイエットの目標が標準体重である場合は、カロリー摂取量を減らすように食事を変えていきましょう。
大抵の場合、肥満の人の食事はカロリーオーバーです。食事内容を見直すことが、まずは第一歩です。食事内容を改善しながら、体重を毎日記録していきます。グラフ化して目に見える形にすることで、少しずつ標準体重に近づいていっているのが分かるのでダイエットの意欲も高まります。
どのくらいの食事量がちょうどいいかも、徐々に理解できるようになります。食習慣に関しては、夜食を摂りすぎないことや、時間をかけて噛んで食べることです。また、運動不足を解消することも、肥満対策になります。
ウォーキングなどの軽い運動は、肥満の人でも体に負担をかけずに続けていくことができます。ダイエットの効果は、歩くチャンスを増やすことでも得られるといいます。階層内の移動には階段を使うようにしたり、バス停や駅を一つ手前で降りて歩く機会を増やすなどのちょっとした取り組みからがいいでしょう。
ウォーキングをする習慣がつくれるならば、1日30分ほどの運動習慣もいいでしょう。歩くという運動に慣れてきたら少しずつ他の運動を取り入れて消費カロリーをアップさせると良いでしょう。食事の改善でカロリー摂取量を少なくし、運動によって消費カロリー量を増やすことによって、肥満体型を標準体型にすることが可能です。
標準体重から美容体重へのダイエット
まずは標準体重を目標にダイエットを行い、それができると美容体重になるためにダイエットをする人がいます。肥満から標準体重へのダイエットは比較的やりやすいですが、美容体重になるのは難しい面があります。
食事内容を見直してカロリー制限をするだけでなく、有酸素運動をすることで脂肪を燃焼させていくことです。運動をすることで脂肪をエネルギーとして消費し、筋肉を強化することでボディラインを整えます。
標準体重から美容体重へのダイエットにおいて習慣にしたいのがストレッチです。プロポーションのいい体になるためには、ストレッチで体を引き締めくびれをつくることです。有酸素運動で、体脂肪の燃焼を促進することも、ダイエットに効果的です。
運動によって脂肪が燃えやすくなるために、アミノ酸サプリメントを運動の前に飲むという方法も存在します。標準体重から美容体重になるためには、食事内容にも気を配らなければなりません。
朝食を多めに摂取し、夕食を少なくする、朝ご飯重視型の食習慣もいいでしょう。夕食で食べ過ぎになることもありませんし、夕食で摂取するカロリー量を控えることが可能です。美容体重が近づくにつれて特に脂肪が落ちにくい下腹から太もも、足にかけて痩せていくことが実感できます。
食事内容をセーブして適正カロリーの食事をすることや、有酸素運動をしっかり行うことが、標準体重をさらに減量して美容体重にするためのポイントです。