ローンの返済方法をシミュレーションして無理のない返済計画を
完済までのシミュレーションを何度もしてから住宅ローンを借りたほうがいいのは、全額返し終わるまで時間がかかるからです。手持ちのお金が多くなくても、月々の収入が安定していればローンを組んで家や車を購入することができます。
完済までの見通しがつく範囲でのみ融資を受けることが、ローンのポイントです。ローンを組めば毎月一定期間、返済が続くことになりますので、その間、ある程度生活を切り詰めなければならなくなるわけです。
返済期間中は、自由に動かせるお金が実質減ってしまうわけですが、それで生活は回せるのかシミュレーションしてみましょう。シミュレーションはローン会社のホームページなどに無料で使用できるようになっていることが多いので、試してみると良いでしょう。
シミュレーションサイトでは、返済期間や、金額を自分で打ち込んで、返済プランを確認します。シミュレーションのサイトでは、月ごとの支払い額を決めて返済期間を算出たり、完済期間を決めて返済金額を算出したりといった使い方をすることが可能になります。
借り続けていれば利息がつきますので、返済に時間をかけすぎると、利息が多くなることが、シミュレーションをすると確認できるでしょう。返済総額を少なくしたいのであれば、返済回数をできるだけ少なくすることが効果のある方法です。
ただし、早めの返済を意識しすぎると、月々の返済金額が大きくなって、返済負担が重くなるという問題があります。数字を入れ替えながらシミュレーションを繰り返して、無理なく返済できるローンの組み方を確かめてみるのがポイントです。
住宅ローン比較で間違えやすいシミュレーションとは
家や土地を買うために住宅ローンを組むなら、金融会社の選択が大事なポイントになります。返済シミュレーションをしながら住宅ローンを吟味することが、金融会社を選ぶ時には大切になります。
借入金や金利に基づいて、返済プランを立てることかできるシミュレーションサイトは、大抵の金融会社にあります。ネットにも、返済計画を作ることができるという、色々なシミュレーションサイトが存在します。
シミュレーションをする時に注意したいことは、正しい前提条件で試算をすることです。借入金額を一律に設定して、どこが返済しやすいかという考え方は、適切ではありません。住宅ローンの融資は、手数料や保証料などが発生し、金融会社ごとに異なりますので、一律での比較ができません。
借入金が大口になると、手数料の違いも金融会社によって数十万円ににもなることがあります。せっかくシミュレーションをしても、手数料や保証料が違えば、支払金額がそれぞれ違うものになりますので、条件が違ってきます。
どんなシミュレーションをすれば、ローンの試算を正しく行えるのでしょう。住宅ローンのシミュレーションを行う時には、手数料や保証料といった金額を差し引いてから、試算をしてみることが大事になります。
シミュレーションで住宅ローンの内容を確認する時には、手数料や保証料を考慮に含めるようにしてください。
住宅ローンのシミュレーションを行うときに注意しておきたいこと
金融会社の住宅ローンの貸し付け条件を把握するには、返済までのシミュレーションがお勧めです。住宅ローンのシミュレーションを利用する時は、ある程度はローンの仕組みや特徴について知らないと、結果のズレに気づけないことがあります。
保証料の違いが、シミュレーション結果に反映されることもありますので、事前の確認が大切です。住宅ローンの借り入れをするときには保証料が必要になりますが、一般の銀行は、保証料は金利とは別になっています。
一方、住宅ローンを貸し付ける時には、保証料は発生しないというネット銀行があります。保証料はあまり表に出てこないので大した額ではないようにも思えますが、住宅ローンは借入する金額が大きいので、保証料もばかになりません。
シミュレーションで計算した金額とは別に、手数料が必要になるという場合もありますので、貸付条件はよく目を通しておきましょう。シミュレーションに用いた金利と、融資を受けた時の金利に、違いが生じる場合もあります。
融資のための審査を受けて、結果を見なければ貸付金利がわからないこともありますし、最初の予測と大きく外れてしまうということもあります。返済が終わっていないのに、金利が見直され、支払わなければならない金額が変わる場合もあります。
住宅ローン融資を受けるときに、変動金利型を選んでいると、金利が変わると住宅ローン金利も見直されることになります。ですので、将来金利が上がった場合のシミュレーションも、住宅ローンを比較する時には試算をしておく必要があるでしょう。