住宅ローンを選択する時に注意しておきたい点
住宅ローンの利用は金利だけでなく、手数料なども含めた総額で選ぶことが大切です。住宅ローンを選択する時に気になることといえば、多くの人が金利と答えるのではないでしょうか。
住宅ローンを組んで、自分が住むための家を買うことは、人生の中でも大きなイベントですので、決断に悩むという人も少なくありません。金利の違いがほんの少しでも、住宅ローンほど大きな融資なら、利息の差に大きく影響しますので、低金利にこだわりがちです。
少し違うだけでもトータルの支払金額は大きく異なってきますので、なるべく低い金利の住宅ローンを利用するのが重要です。低金利で住宅ローン融資が受けられる金融機関を探す際は、期間限定での低金利融資や、給与口座があると優遇措置が受けられるケースなども意識する必要があります。
又、火災保険や地震保険や融資の手数料なども銀行によって異なります。団信と呼ばれる保険も銀行側が支払うケースと利用者が負担するケースがあります。
どの金融機関から融資を受けるか迷った時は、金利だけでなく、前倒して返済をする時の手数料のことや、保険に関してもリサーチすることが肝心です。火災保険だけで10万円以上の開きが出ることもありますし、意外な手数料を見落としていることもあります。
確かに住宅ローンを利用する時には金利も重要ですが、繰り上げ返済をする予定であれば、その時にかかる手数料や最小単位、返済方法などの利便性も考慮しておくと良いでしょう。
住宅ローンの返済は、これから長い年数をかけて少しずつ返していくことになりますので、将来のことも含めてじっくり検討しましょう。
住宅ローンの申し込み時の審査について
まとまった金額を借りる住宅ローンは、審査で断られる可能性を考えてしまいます。金融会社が審査を行う時に、大きなお金を貸しても返済能力がないのではないかと思われてしまわないかと、気おくれする方もいます。
何もしないでいても解決の糸口は得られませんので、住宅ローン融資を受けたい場合は、審査の概略を確認したり、金融会社に話を聞いてみるなどして、方針を決めましょう。金融会社が審査で確認していることはいろいろありますが、基本は貸したお金を返せるかどうかです。
一定以上の安定収入があり、毎月の返済を滞りなく続けられる人が返済能力の高い人です。安定した収入を得ているかという点では、医師や公務員の信用能力は高くて、正社員での勤続年数が長い人がその次に評価されます。
月の収入の額だけでなく、安定しているかも重要なので、パートやアルバイトのほか、自営業も審査では評価は低めです。低収入だと、毎月の収入が一定でも、返済能力が高くないと判断されることがありますので、雇用形態や職種とは別で、収入自体も気になります。
低い金利で融資を行っている銀行や金融機関だけでなく、あまり金利が低すぎない金融機関の住宅ローンを申し込むことで、審査をクリアしやすくすることが可能になります。
住宅ローンを扱う金融機関の多くは、確実に返済できる人には低金利で、返済能力が疑問がある人には高めの金利で貸しつけます。
借りる側としては返済の負担が少ない、低金利のサービスを利用したくなるところですが、金利が低ければ低いほどハードルが高くなり、審査に落ちる確率が高くなってしまいます。
ネットバンクが取り扱っている住宅ローンは、低金利で貸し付ける傾向がありますので、低金利の融資を探している人は、一度調べてみてください。
住宅ローンを利用する時にチェックしておきたいポイント
家を買うための資金を確保する方法として、金融会社の住宅ローンを利用しようと考える人は少なくないようです。金融機関から住宅ローンを利用すれば、自己資産では購入が難しいような家を買って住むことができるので、うれしいものです。
金利の違いは、住宅ローンに大きく影響しますので、理解したい事柄です。住宅ローンは借り入れ金が大きく、金利の違いによる返済額の差が大きくなりますので、低金利の融資を見つけたいものです。
借入時の金利で完済まで進める固定金利制と、一定期間ごとに金利を見直す変動金利制があることは、住宅ローンを利用する上で重要です。借り入れ金の半分を固定に、半分を変動にするタイプや、最初は固定で、数年後から変動にするタイプなど、種類は豊富です。
固定金利と、変動金利とでは、個々に利点と欠点がありますので、よく検討する必要があります。その他、手数料が何に対していくら発生するかも、見逃せない点です。住宅ローンによって、定額型や、定率型など、手数料の算出方法が異なっています。
手数料の高すぎる住宅ローンを利用していると、せっかく低い金利で借りることができても、完済までにお金がかかることがありますので、注意が必要です。
保証料や、事務手数料、繰り上げ返済時の費用なども、チェックしておきましょう。納得のいく住宅ローンを選ぶために、利用方法を含めあらかじめ調べておきたいものです。