まず初めに、私は日本郵便とは全く無関係の者ですので、お願いします。
かなり前の話になりますが、「2017年1月2日の年賀状の配達を休止する」というニュースがありましたね。
もともと、2004年頃までは、1月2日は年賀状は配達されていなかったと記憶しています。
色々な方の意見として「1月2日も配達をしてほしい」という方も、たくさんおられますが、わたしの意見としては「1月2日は配達中止はやむを得ない」と考えています。
何故、そのような意見になるのか、ここで書いてみようと思います。(あくまでも一個人の見解です。)
1月1日(元旦)に年賀状は、ほとんど届く。
ひと昔前までは、「年賀状は12月○○日までに」というCMが流れていた記憶がありますが、最近、見かけていないと思います。(わたしが、テレビをほとんど見ないので、見ていないだけかもしれませんが)
これは日本郵便が年賀状や郵便物の仕分けがある程度、システム化できているために、年末のぎりぎりに出した年賀状でも、遠方でなければ1月1日の元旦に届くようになったからではないかと思います。
そうなると、1月2日に配達する年賀状は、いつ配達先の最寄りの郵便局まで届いたものかと考えると、とても短い期間ではないかと考えられる訳で。
そうなった場合に、少しの年賀状をアルバイト募集などをして人員補てんできたとしても、1月2日だけを考えてみれば、「配達して赤字」ということにもなりかねません。
そう考えると致し方のないことかと思ってしまいます・・・
ただし・・・
どこのご家庭もそうだと思いますが、年賀状が来るのを楽しみにしていますよね。
1月1日(元旦)に、いつも来ている年賀状が届かないと、「明日(1月2日)、届くのかな」という気持ちになるのは良くわかります。
何を隠そう、わたしもその一人だからです。
年末年始のアルバイト募集のチラシが毎週のように投函される
12月になると、他の郵便物と一緒に自宅近くの郵便局での年賀状仕分けのアルバイトや、新年の年賀状の配達のアルバイト募集のチラシ(というか、ハガキですかね)が毎週のように、ひどいときには1日おきにくらいに投函されていた記憶があります。
このチラシを印刷したりするお金もばかになりませんし、資源的に、とても無駄なものになってしまっていますよね。
まあ、人材募集であれ、ビジネスの売り込みであれ、まずは存在自体(今回の場合は、「年賀状仕分け、配達のアルバイト募集」)をわかってもらわないと先に進みませんので必要なのですが。
一般企業の副業規定が厳しい
小売り、流通、物流など、特別な職種を除いては、12月下旬の土日や年末のお休みに早く入るところもあります。
そんな方が、「副業」としてやることはできないものなのでしょうか。
一部の大手企業では「副業(内容は限定するなど)」を認めているところもあります。
年賀状の仕分けや配達については、日中、正社員として働いている会社の所謂、長期休暇期間にあたるわけです。
ですので、年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇(お盆休み)などの長期休暇の時だけ副業を認めるということはできないものなんでしょうか?
実際、昇給についても昔のようにどんどんと上がるわけではありませんし、会社が定年まで守ってくれる終身雇用なんていうのは死語にもなっている状況です。
物価が上がっていれば、正社員でもらう給与の額面は同じであっても、実質、目減りしている状態と言わざるを得ません。
このような状況で、正社員で働いている会社以外からの収入は認めないということはナンセンスとしか思えなくないでしょうか。
正社員として雇用している企業側からしてみれば、「本職に悪影響を及ぼす」という理由で副業は認めないということになるでしょうが、良い影響を与える場合もあるということも言えなくはないでしょうか?例えば、
- 就業時間内で仕事を終わらせようということで効率が良くなった
- ダラダラ残業をしなくなったことで、残業代が減った
というように。もちろん、人によりけりですので、一律にということは難しいとは思いますが。
「働きたくても、縛りで働けない」という人は、とても多いのではないかと思います。
アルバイト募集のサイトでは、「Wワーク」、「副業」という項目もあるということは、「そのような人材を採用しないと仕事が回らない」また、「そのような働き方をする人が増えている」ということを表していると思います。
国内における人員不足
普通、「人材不足」というように書くと思いますが、「人員不足」と書いたのは、年賀状仕分けなどのアルバイトについては、特殊能力は不要で手数(てかず)が必要と思われるためです。
大変に言い方は悪いですが、人員さえいれば回るという仕事もたくさんあると思いますし、今より、1万円でも2万円でも月に入ると生活が楽になるという方々は多いと思いますし、それで得た収入で何かを購入するということにでもなれば、少なからず景気への良い影響にもなると考えることができますよね。
また、今回あげた年賀状仕分け、配達のアルバイトの他にも、介護施設、物流、技術開発者など「人材不足」という点では、多くの企業が直面している問題です。
それを解消するには、「仕事自体をなくす」のか、「やりたい人が自由にやれるようにする」のか、どちらかにするしかないかと思います。
もちろん、出生率の問題など、いろいろな問題が複雑に絡み合っていると思いますが、まずはできるところから変えていくしかないと思いますね。
編集後記
「2017年1月2日は、年賀状の配達がない」、「年賀状仕分け、配達のアルバイト募集」という話から、最後は「国内の人材不足」の話に変わってしまいましたね。
年賀状の話の戻すと、わたしはとても楽しみにしています。
歳を取ると、この年賀状の1年に1回の近況報告だけになっている人もいますが、読むととても嬉しいですよね。
以前、日本郵便のCMで「年賀状は、贈り物だと思う。」というキャッチコピーには、わたしは賛成派の方で、もちろん年賀状は印刷するのですが、ちゃんと書くスペースを空けて、手書きで書くようにしています。
結構、ひとりひとり思い出して書くのは大変ですが、それぞれの人との思い出も浮かんできたりするので、時間は掛かってしまいますが楽しいひと時と感じています。
歳をとったんですかね(汗)