2016年の今年は、「スーパームーン」が近年では、もっとも大きく見ることができます。
ちなみに、来年 2017年は「スーパームーン」は、おこりませんので、是非とも、この天体ショーを見逃さないようにしましょう!
今回は、
- スーパームーンとは?
- スーパームーン(2016年)は、いつ、どの方角に見えるのか?
- 東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市での時間は?
- 2017年以降のスーパームーンは?
について調べてみましたので、まとめておきたいと思います。
何度も言いますが、2017年はありませんので、2016年の「スーパームーン」を見逃さないようにしてくださいね。
スーパームーンとは?
まずは、「スーパームーン」について簡単に説明をしてみたいと思います。
皆さん、ふと大きな月を見たことはありませんか?
仕事の帰りなど、空を見上げたら、とても大きなお月さまがいたという経験は。
一応、「スーパームーン」の定義をあげるとすると、
- 月が地球に最も接近している時
- 月が満月や新月になっている時
という、2つの条件が重なったときの月のことを「スーパームーン」と言います。
ここで、「月」について説明をしておきたいと思います。
「月」というのは、地球の周りを27日かけて1周します。
そして、その月の軌道の特徴としては、楕円を描いています。
そのために、地球から遠いところでは40万6千km、近いところでは35万7千kmとなり、約5万kmも変わってきます。
ですので、月は27日に1回、地球に最も近づきます。そして、そのタイミングで満月もしくは新月となれば、「スーパームーン」の出来上がりという訳です。
また、月の明るさについても、地球から近いときと遠いときとでは違うようで、NASAが発表している情報によると、地球が月と一番離れているときと比べて、明るさが約30%、大きさが約14%アップの状態になっているということです。
ちなみに、月が地球から最も遠くにある状態を「マイクロムーン」と呼びます。
2016年のスーパームーンは、68年ぶりに最接近するスーパームーンです。
これだけ最接近する月は、今後、簡単にはお目にかかれませんので、是非とも見逃さないようにしてくださいね。
スーパームーン(2016年)は、いつ、どの方角に見えるのか?
2016年のスーパームーンですが、最も接近する日時というのは、実は「11月14日 午前11時51分頃」ということで、日本では太陽が出ている日中なんですね(汗)
そして満月の時間は、「11月14日 午後10時52分頃」ですので、この時間帯付近の月が「スーパームーン」と言われます。
また、月が最も接近する時間帯の前後1時間のタイミングで、月が満月になった場合には「エクストラスーパームーン(エクストリームスーパームーン)」という呼び方をします。
2016年は残念ながら、「エクストラスーパームーン(エクストリームスーパームーン)」ではありませんが、68年ぶりに月が地球に接近しますので、とても大きな「スーパームーン」が見えると期待されています。
※ 68年前よりも、さらに60kmほど、地球と月が近づきます。
ちなみに、近々にあった「エクストラスーパームーン(エクストリームスーパームーン)」は、2014年8月11日 午前2時44分~午前3時09分でしたが、次回は、2034年まで待たないと見ることはできません。
では、少し前置きが長くなりましたが、日本でスーパームーンが見えるのは、いつなのか?
それは、
- 時間:11月14日(月) 16時40分 または、11月15日(火) 17時30分
- 方角:東から少し北より
となります。
ちなみに、これは東京での時間と方角になります。
尚、時間は各都市での月の出る時間に関係してきますので、以下でまとめでおきたいと思います。
東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市での時間は?
都市名 | 11月14日(月) | 11月15日(火) |
札幌(北海道) | 16時22分 | 17時08分 |
根室(北海道) | 16時04分 | 16時50分 |
仙台(宮城) | 16時32分 | 17時21分 |
新潟 | 16時40分 | 17時29分 |
東京 | 16時40分 | 17時30分 |
金沢(石川) | 16時52分 | 17時41分 |
名古屋(愛知) | 16時53分 | 17時43分 |
大阪 | 16時59分 | 17時50分 |
広島 | 17時12分 | 18時03分 |
高知 | 17時09分 | 18時00分 |
福岡 | 17時22分 | 18時13分 |
鹿児島 | 17時24分 | 18時15分 |
那覇(沖縄) | 17時42分 | 18時36分 |
詳しくは、国立天文台のホームページで確認することができますので、確認してみてくださいね。
2017年以降のスーパームーンは?
最初にも言いましたが、2016年のスーパームーンを見逃すと、2018年までありません。(2017年はありません。)
ちなみに、2017年からは、
- 2017年:ありません(シャイムーンイヤー)
- 2018年:1月2日
- 2019年:2月20日
- 2020年:4月8日
- 2021年:5月26日
- 2022年:7月14日
- 2023年:1月22日(新月)
ちなみに、先ほどご紹介した「エクストラスーパームーン」については、2034年11月26日まで待たないとありません。
※ 「シャイムーンイヤー」とは、「スーパームーン」現象が無い年のことを言います。
まとめ
天体ショーは、天候にも左右されてしまいますので、絶対に見えるわけではありませんが、2016年の「スーパームーン」は見る価値が大いにありますので、絶対に晴天であってほしいですね!