お彼岸中に結婚式をあげても大丈夫?非常識ではない?
そんな心配をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚式の日取りというのは、色々な理由があって決めるものですよね。例えば、
- 二人が初めて会った月
- 二人もしくはどちらかの誕生日の月
- 結婚式場の空き状況
など理由は様々ですよね。
でも、そんな特別な日の結婚式を考えていたら、年2回のお彼岸の時期と重なってしまうという可能性もありますよね。
そうなった場合に色々な心配が出てくるものです。
例えば、「そもそもお彼岸に結婚式をあげていいものなのか?」、「結婚式の挨拶状は何に注意をして書けばいいのか?」、「お彼岸に結婚式をあげて非常識とは思われないか?」と悩んでしまいますよね。
でも、悩みながら結婚式をあげても幸せな気持ちになれないですよね。
せっかくの二人の新たな門出の席です。本人たちはもちろんの事、結婚式の参列者の方にも、心から祝ってもらいたいですよね。
ということで
- お彼岸の結婚式は非常識?
- お彼岸の結婚式は中日なら大丈夫?
- お彼岸の結婚式の招待状はどうすれば?
ということで調べてみました。
お彼岸の時期の結婚式をどうするかで悩まれているあなたの参考になれば幸いです。
お彼岸の結婚式は非常識?
先に結論から言ってしまうと、「お彼岸の結婚式は非常識ではありませんよ」
巷では、「縁起が悪い」、「不謹慎」、「マナーが悪い」ということも聞きますが、なぜこのような話になるのでしょうか?
そもそも「お彼岸」というものを勘違いしている人が多いのではないかと思います。
「お彼岸」というのは、ご先祖様にこちら(此岸)からあの世(彼岸)へ出向いて行く(お墓参り)と言う行事になり、3月(春)と9月(秋)の昼の時間の夜の時間がほぼ同じ長さになる「春分の日」と「秋分の日」の前後3日間を足した7日間がお彼岸の期間となります。
このように「お彼岸」はご先祖様を供養し、感謝の意を伝える日本の大切な行事の一つになります。
一部の方の中では「喪中」と同じように考えられて「縁起が悪い」、「不謹慎」、「マナーが悪い」と思われていらっしゃる方があるので「不謹慎」と思われてしまうのではないかと思います。
では、「結婚式をあげる二人の都合で進めれば良いんだ」というのは早合点です。
自分たちも幸せな気持ちになりたいですし、参列者の方々にも心からお祝いをしてもらいたいのであれば気遣いも必要です。
例えば、やはりお彼岸の時期ということになると、参列者の方はお墓参りなどの予定を立てられている方が多いです。
特に高齢者の方、ご年配の方はお墓参りという「しきたり」を重んじる方も多くいらっしゃいます。
「お彼岸の結婚式を非常識」という認識をされている方も多いようです。
参列して頂く予定の方々のお立場も考えながら、結婚式の日取りを決める方が良いのではと思います。
ですので、どうしても参列をしてもらいたい近親者や親族の方には、結婚式の招待状を送る前に、会いに行ったり、電話したりという根回しをしておくと良いと思います。
お彼岸の結婚式は中日なら大丈夫かな?
ここで「中日」と言う言葉が出てきていますが、この「中日」というのは、「春分の日」、「秋分の日」のことになります。
お彼岸の期間というのは「春分の日」、「秋分の日」の前後3日間を足した7日間となります。この期間にお墓参りに訪れる方が多いです。
また、その期間の最初の日(彼岸の入り・ひがんのいり)と、最終日(彼岸明け・ひがんあけ)に、お墓にお参りをすることが多いようです。
そのため結婚式を挙げるのであれば、お彼岸の「中日」が無難と言われています。
お彼岸の結婚式の招待状はどうすれば?
結婚式の招待状を普通に送ったのでは、相手方にどうしても非常識と思われてしまいます。
そこで結婚式がお彼岸になってしまった事情・理由を添えた招待状を送るようにしましょう。
例えば、「どうしても他の日程で調整することができなかった」、「それでも皆さんに二人の門出をお祝いしてもらいたい思い」、「みなさんにこれまでの感謝を直接、伝えたい」などをしっかりと書くことをお勧めします。
そして結婚式当日には、ひと言で良いので「お彼岸の時期に関わらず、結婚式に出席をしていただいた」ことに対しての感謝を表すことが重要です。
結婚式の後も、二人の支えになってくれる方々ですので、自分たちのためにも必ず実践してください。
編集後記
実をいうとわたしも結婚式は9月下旬でした。しかしながら「お彼岸の時期」という頭は全くなかったです。
私の場合は家族だけで海外挙式を9月下旬に行い、帰国してから日本で友人を集めたパーティーを行いましたので、問題なかったんでしょうね。
結婚式は、お二人の新たな門出です。結婚してからはわからないことだらけで、周りの人の色々な助けが必要です。
お彼岸の期間中の結婚式を挙げることを予定されている方は、大変だと思いますが自分たちのためにも、参列者の方への根回しとお気遣いをわすれないようにしてくださいね。