就職面接の基本マナー
就職活動を成功させる上で不可欠の面接では、どんなマナーを守ることで好印象を得られるでしょう。面接を受ける場合には必ず基本的な面接のマナーを身に付けておく必要があります。いくら優秀な経歴や学歴があってもマナーの悪い人は採用されません。
面接会場へは、10分前到着が基本です。早すぎてもいけませんし、遅刻は厳禁です。不測の事態で遅くなりそうなら一報入れるようにします。遅くなることそのものより、遅くなるようなことが起きた時でもきちんと対応ができるかどうかが大事です。
目的地に着いたら、受付で来訪目的を伝えます。第一声で暗いイメージを相手に持たれないよう、明るいあいさつをしてください。ドアを開けて面接会場に入る場合は、いきなりドアを開けるのではなく、ノックしてから失礼しますと声を出します。
会社で、働いている人と遭遇した場合は、軽く頭を下げるなどしてあいさつをしてください。待合室で面接の時間まで待つときには携帯の電源を切ったり、面接の準備をして待ちましょう。携帯電話をせわしなくいじって、自分の番までの時間を潰すようなことは避けましょう。
面接室では、ドアをノックしてから相手からの返事を待ち、それから入りましょう。きれいな姿勢と歩き方を心がけて面接官の前まで行き、名前を言います。椅子にかけるのは、面接官にそうするように言われてからです。
面接中は、相手の目を見てきちんと話しをすること礼儀を失さない言葉づかいをすることが大事です。終わったら、お礼とあいさつをして退室します。就職活動で欠かせない面接は、面接で話す内容も大事ですが、面接中の姿勢や態度も重要です。マナーは心がけ次第で誰でもできる面接の基本です。
就職活動と面接
とくに面接は就職活動で真剣に取り組むものかもしれません。職務経歴書や自己ＰＲなどももちろん重要なのですが、これによって面接試験を行う人を選ぶために使われるものです。よく就職活動をしているときにあるのが、書類選考で面接を受ける前に選考から漏れてしまうことです。
書類選考で落ちるという事は、ただ自分自身がその企業の求める人材像に当てはまらなかったということになります。書類選考に通らなかった企業とは縁がなかったということです。
そんなに気にせず、落ちた原因をいろいろと考えることはせずに新しいところに再チャレンジすることが大事なのです。内定の確率が高まるのは、筆記試験や書類選考に受かって面接にこぎつけた場合です。
面接がうまくいけば、筆記試験の成績がいまいちだったとしても、挽回することができることもあるのです。いくつかの就職活動でのステップにおいて企業側がいちばん大事に考えているのが面接で、採用基準としてかなりの部分を占めるといえます。
そもそも面接試験の目的は、その人が企業にとって必要かどうか、会社の社風に合うかどうかを見極めることです。社会人としての礼儀や常識などがあるかどうかを見極めたり、仕事において重要なコミュニケーション能力の有無について確認する為に面接は行われます。
人材を募集している企業にとっても、選考試験中でとくに重要視しているのが面接なので、就職活動をしている人にとってもかなり大事なものになってくるでしょう。
就職試験の面接を受ける時の対処法
何か質問はありませんかと面接のラストで問われることはよくあります。一番入りたいと思っている会社の場合は、事前にいろいろ調べる過程で質問が浮かんだりします。これが、第二希望以降の企業の場合、特段質問と言われても出てこないというケースもあるでしょう。
やる気がどこまであるかを知るために面接の最後に質問はないかという聞き方をする企業もあります。ここで、鋭い視点から質問をすることができれば、見所のある人物と思ってもらえます。
あらかじめ、その企業について十分に下調べをしておくことで、面接の場でいい印象を持ってもらえる機会がふえます。面接に行く前から、どんな質問が考えられるかをピックアップしておくことで、適切な質問が出せるでしょう。
もしも、聞きたいことが１つもないという答え方をしてしまうとやる気がない人というイメージを抱かれてしまいます。何か聞くことはないかと言われて、どんどん質問をするという態度が正しいわけでもありません。
自己アピールがわりの質問ばかりしていると相手方は中身のない質問をしていると思ってしまいます。他の人がまず気づかないような角度からの質問をすることも、面接の場では効果がある場合もあります。質問の回答をもらっている時は、メモを書いたり、要所要所で頷きながら聞くことです。