フリーターの就職観
経済情勢の悪化に伴い、フリーターとして働く人が増えているといいますが、彼らの就職観とはどういったものでしょう。人によって就職観は異なるものがあるため、フリーターといっても一口で言い切れはしません。
一般的には、社会の制約から逃れて、気ままに生活することをフリーターは意味しているようです。ですが、フリーターの就職観を当人達に聞いてみると意外な事実が浮き彫りになります。フリーターである理由が、夢や目標を実現するためという人もいます。
フリーターであることが、強い意思の現れであるといえる方もいるわけです。就職とは自分のやりたい仕事を見極め実現できそうな企業を選択することだと語る人も少なくないのです。実現不可能な目標にいつまでも固執するのは、結果的に良くない場合もあります。
英語が使える仕事でなければ働きたくないという人もいます。留学経験もあり、英語に堪能だったとしても、英語を使う企業に採用されなければどうしようもありません。国内企業では条件に見合わない場合もありますので、就職観のために就職活動が阻害されてしまうこともあります。
フリーターの場合、その人が持つ就職観に働く条件が合わないために仕事先が見つからないことがあります。夢や理想が強すぎて、就職がかえって難しくなってしまっている人もいます。
気づけば随分長くフリーターをしているという人は、一度自分の就職観を考え直し、これでいいのか改めてチェックしてもいいでしょう。
アルバイト求人のシーズンについて
年間のどの時期にアルバイト先を探すかによって、求人の傾向が変わることがあります。一年間のうち、いつ何が開催されるかを知っていれば、短期間のアルバイト先を上手に見付けられるようになります。
いつどんなアルバイトがあるかを認識していれば、アルバイトの求人の選び方もより良くなります。短期的に行われるアルバイトはその時限りで人数を増やす傾向があるので、時期限定の仕事が多いといわれています。
春の終わりからアルバイトの求人を探しておかなければ、夏のアルバイトである海の家探しは困難です。アルバイトを採用する海の家は、一般的にあまり沢山の人数を雇いません。そのため、働く場所によってはすぐにアルバイト先がなくなってしまいます。
車関係のイベントでコンパニオンなどのアルバイトをしたいと思ったら、アルバイト求人の募集は半年前くらいから始まるので早めのアプローチが大切です。引っ越し関係のアルバイトやお中元やお歳暮を運ぶアルバイトも、忙しい時期限定でのアルバイト求人が多いようです。
特に年末年始は時給がアップするなど、割のいいアルバイトが多いので求人探しでは狙い目の時期です。多くの場合、長期休暇期間のアルバイトは求人数が多い割りに希望者が少ないといいます。アルバイトを良い給料で雇うことで、人手不足を解消しています。
短期でしごとをするアルバイトの求人を探す時は、その時のシーズン、その先のシーズンのことも考えるといいでしょう。
第二新卒と就職
最近、就職について考える時に第二新卒という用語を見ることがあります。一般的に新卒者とはこの春大学を卒業する大学生のことです。一方、卒業はしているものの、正社員として就職したことがない人のことを新卒と区別して第二新卒といいます。
パートやアルバイトなど一時的な仕事をしながら、正社員としての就職活動を継続している方もいるようです。正社員ではなく、派遣で働くことにしたという方もいます。会社は普通、新卒者の新規雇用を目的として、そのための採用試験や就職説明会を開いています。
近年では、新卒者と共に第二新卒も就職説明会の参加資格があるものとしている会社もあります。一定年齢以上になると第二新卒としては見なさないという企業も存在します。最初の数年は第二新卒でも、いつまでも就職できないという人は、第二新卒ですらなくなる場合もあります。
はっきりした基準が第二新卒には存在していませんので、その会社の第二新卒の基準には何かを調べる必要があるでしょう。
新卒として就職活動をする時には、大学のつてなどを利用することで就職関係の情報は集めやすいといいます。第二新卒には大学の支援がありませんので、就職活動の情報収集は自力で行わなくてはなりません。