転職活動では面接がポイント
転職活動で避けては通れないものは、書類審査の次の段階として必ずある面接です。自分の良さを相手に売り込めるよう、そして仕事への熱意を相手に伝えられるよう、希望するに至った理由や自分自身のポイントなどを、面接前に決めておきます。
経験した職種と異なるものに応募するなら、なぜその職種を希望するのかも重要になってきます。これまでの経験を、今後の仕事の中にどう生かしていくかも必要になります。どうして転職活動を始めるに至ったのかを掘り下げて、何のために転職をしたいかをはっきりさせましょう。
面接では前の会社を辞めた動機を聞かれることが多いですが、後ろ向きな理由を洗いざらい話しても評価が高くなりはしません。転職活動において消極的な理由は不要です。裏返しの発想で望みましょう。社員の関係が要因であれば、協力関係を大事にしたかったという表現ができます。
きついノルマが理由なら、信頼関係を築けるようにじっくりと仕事をしたいと言い換えることができます。立地に関する都合が悪かったという、自力でどこにもできない理由でも、前向きに言い直せます。
例えば、郷里へのプラスになるような職業を希望しているとか、通勤時間をもっと生産的なことに振り分けたかったといえば自己アピールにできます。転職活動では、物事を前向きな角度から見ることで面接への対処ができます。
転職時の面接試験を受ける時の心構えについて
面接をうまくやり抜くことが、転職先を見つけるための最終関門となります。しかし、面接の受け方を間違って覚えていると採用の可能性が下がります。面接は実際に面接官と会うまでは関係無いと思っている人もいるかも知れませんが、注意しておきたい点があります。
会社の入り口に立った時から、面接はスタートしているものと考えて、万全の体制で臨むことが、面接突破の糸口になります。
応募した会社で顔を合わせる人は、受付の人でも、採用担当者でも、途中ですれ違う人に至るまで、この先一緒に働くかもしれない人であるという気構えを持つ必要があります。軽く頭を下げたり、きちんとお礼を言うなど、心配りを忘れないようにしておきたいものです。
聞かれたことに答える時は、事前の回答をなぞるような答え方にならないように注意しましょう。転職を希望する人を採用する時は、決まった答えというものはないので、質問への答え方が模範解答ばかりでは逆に警戒されてしまいます。
あくまでも、面接の質問と答えは参考にするだけで、あとは自分が面接の時に自分の考えを伝えることができるように対策しておきましょう。会社の経営方針や扱っている商品については、十分にリサーチをしておくことが大事です。
企業が中途採用者を採用したい場合は、大抵は経験や実績のある即戦力を必要としているものです。企業の面接では、即戦力になり得る人材かを見極めるための質問が多くなりますので、相手が求める答えを用意したいものです。それぞれの質問に対し、どう答えると自分を売り込むことができるか、じっくり検討しましょう。
転職成功には自己分析が必要
きちんと転職を成功させるためになくてはならないものが、自己分析です。履歴書作成や求人情報のチェック、面接準備など転職活動をする上でまずはじめに必要なものです。大きく分けるとこれからの自分とこれまでの自分との２つが、自己分析の基本です。
転職活動で自分をアピールする上でも、自分に合う仕事を探すためにも、欠かすことができないのが自己分析です。まず過去の自分の棚卸しから、転職を目指した自己分析では始めると良いでしょう。人より優れた部分を無理矢理作り出す必要は、自己分析にはないでしょう。
ほかの人にも、自分のしてきたことが理解できるように目に見える形にすることが大切です。どのような成長をしてきたか、物事にどんな姿勢で取り組んできたかを思い出すことが大切です。転職活動時には、物事に取り組む姿勢や頑張りを伝えるだけでは訴求力が足りません。
セットにどのような成果を上げたかもまとめましょう。家族や友人に自分について聞き客観的な意見を集めてみるのも、自己分析の作業には良い方法です。１人で紙に書き出してみるという方法よりもおすすめです。
自分を自己分析で知ることができたら何が次にできるのか、どんな風にこれから生きていきたいかを検討してみましょう。どんなことをしている時に自分は時間を忘れるほど夢中になれるのか、社会に何をしている時に貢献しているという気持ちになれるかなどでしょう。