就職四季報と会社研究
就職活動をする時に四季報は絶対に役立つもののひとつです。月毎に出版される月報、年毎に出版される年報のように四季報とは四半期毎に出版される書籍です。四季報は年に4回ほど発行されます。
金融証券の世界では、四季報といえば上場企業の最新データが掲載されている会社四季報ですが、この他にも就職に有用な就職四季報などが知られています。就職活動を行う時、就きたい業種は決まっているけれど、どんな会社があるのかわからないことがあります。
同じ分野でも、会社によって雰囲気や方向性、また仕事の進め方も違っています。どの会社に就職希望をするかを決めるだけでも就職活動は大変です。就職四季報を有効に活用して、どんな会社があるのか研究することも大事です。
就職活動を成功させるには、面接をクリアする必要があります。面接の場ではどのような質問が投げかけられるか予想がつきにくいですから、相手企業について事前に下調べをしなければなりません。よくある質問に応募をする理由があるようです。
簡単に御社の将来性などといってしまって詳しく説明を求められるなどないように自分から進んで詳しい事を言えるようにしておきましょう。就職活動で採用を獲得するために就職四季報の内容を十分に活用するようにしてください。
就職と経歴書の内容
就職活動時の書類審査では、履歴書と職務経歴書によって判断されます。どちらも評価する時には大変重要な書類となります。記載項目や書くことが決まっているのが履歴書です。
履歴書に書くことは個人のプロフィール的なもので、生年月日、学籍、所有資格、志望の簡単な動機欄くらいしかありません。履歴書では、周りの人とさほど違う内容にはなりえません。一方、職務経歴書は書く人によって内容が一致していません。
自分独自の書類を作成することができますが、どんな書き方をすればいいか迷いがちです。記入すべき項目やどんな情報盛りこむかも、職務経歴書は一から決めなければ作ることはできません。ある意味個性が出ますし、アイデアがある人は他の人よりも有利になる可能性があります。
ほとんどの人は書式が自由となると反対に戸惑ってしまい、職務経歴書が書けないようです。職務経歴書の例を知りたい場合は、インターネットのサイトや就職について書かれた本などを参考にするといいでしょう。
書き方に困った場合は、手頃な職務経歴書の書式を真似してみてください。職務経歴書を作成する時は、今までどんな会社でどんな経験を積んできたのかを、わかりやすくまとめて文書化します。過去の実績や経験に基づいて自分のできることをアピールし、それによって会社に必要な人材であろうことを主張します。
会社によっては、履歴書も職務経歴書も、たくさん来すぎて流し読みしかできていないというところもあります。大勢の人が応募する求人では、採用担当者は履歴書と職務経歴書の全てを簡単に眺めるだけでも大変です。内容はできるだけ読みやすくしておきましょう。
就職先で失敗したと感じないための方法
どんなことを優先して仕事を探すべきかを決めておかないと納得のいく就職先につくことができなくなります。就職時に重視するのは、仕事内容や給料、休みや通いやすさ、福利厚生など挙げたらきりがないことでしょう。
人生の中で、仕事をすることをどこまで重視しているかは人によって違うので、これが正解というものはありません。仕事は人生において重要な位置を占めるものなので、簡単に考えることはできません。
時代背景や経済の状況も影響している以上、就職が成功する人もいれば、妥協が必要なこともあります。中には思っていた仕事と違う、事前に聞いた福利厚生の内容通りではない、人間関係が辛いなどマイナスな面を感じる人もいます。
一つの会社に長く勤めていない人は、次の会社への採用が不利になることがあるので、退職も簡単には決められません。ですが人生一度ですし、今後の生活の大半を占めるものでもある以上、考えた結果として辞めるのは間違ってはいないでしょう。
いろいろな職場に接する機会があれば、それだけ納得のいく会社を見つける可能性は上がります。転職に対するマイナスイメージはどうしても付いて回りますが、次の就職先で天職が見つかるかも知れません。
どの会社に就職するかは、人生を左右するターニングポイントですので、自分の意思で決めたいものです。就職に成功するためには視野を広くして、そして自分の置かれている状況を客観的に判断することが必要です。