新卒の学生を採用した場合の対策
新規に採用した人材が新卒の学生であれば、人事担当者は採用した学生のメンタルケアの対策を考える必要があります。何もかもが初体験で、過剰反応しがちな新卒で採用された社員達は、思いがけないトラブルに直面すると心が疲弊してしまったりします。
新天地で働く新卒者が、不測のアクシデントで心が折れてしまうことがないよう、必要に応じて手を差し伸べることです。新人を育成するためとはいえ、きつい教え方だけに従事していると新卒者の心がぽっきりと折れてしまうこともあるものです。
最初が肝心だからといって、厳しくしつけているとやっとのことで採用にこぎつけた優秀な社員を失ってしまうことがあります。中途採用者とは違い、働くこと自体に慣れていない新卒社員を迎え入れるのであれば、メンタルケアの対策を事前に考えておくことが求められます。
社内に相談相手ができると新卒社員は採用されてから仕事を長続きさせやすくなります。精神面の折り合いをつけるためにも、自分が今、どんな問題を抱えているかを話せる相手は必要です。企業によっては、新卒の社員に意識されないようにしながら、話相手になれる人を決めておいたりします。
指導を担当している上司が、悩み事の話相手を兼任することがないようにします。指導を担当している上司は、新入社員にとってストレスの原因になっていることもありますので、相談相手として適任ではありません。
時代の変化とともに会社や仕事に対する考え方も多様化しているので、会社側にも時代に応じた対応の仕方が求められています。
就職活動に合同セミナーを活かす方法
ほとんどの就職活動中の人がひとまず行くことになるのが、企業の合同セミナーというものです。いろいろな人が行っているからひとまず行ってみようとか、最初に何をしたら良いか分からないという人も多いのではないでしょうか。
せっかく企業の合同セミナーに出かけても、とくに目的もなく参加をするというだけでは就職活動とってなんの利点にもならないのです。合同セミナーはあくまで企業の説明会であり、それも、何も知らない相手に企業情報を伝えることを前提にしています。
一生懸命な人ほどホームページに書かれていることしか教えてもらえなかったという物足りない結果になってしまうことも多いようです。だからといって、就職活動で合同セミナーに行く意味がないかと言えば、そんなことはありません。
意欲的な態度で合同セミナーに出席することによって、就職活動に上手に活用することができるのです。あらかじめ質問を考えておくなど、事前準備をしておくと良いでしょう。一通り説明会が終わり、担当者が終了後に1人で立っている時などに質問をしに行くのもおすすめです。
1対1で話すチャンスがあったほうが、会社の雰囲気を知るいい機会になります。せっかく合同セミナーに参加するのだから、その後の就職活動に活かしていきましょう。次に繋げる行動ができた時初めて就職活動で合同セミナーが役に立ったといえるのです。
第二新卒の転職活動におけるメリットとデメリットについて
第二新卒とは、新卒で就職をして働き始めてから、3年以下の人を意味する言葉です。転職希望者の中でも比較的若く、新卒者と違って基礎的なビジネス素養を持っていることから、転職市場では需要が高くなります。
転職希望者にとって第二新卒の転職には、メリットもデメリットも両方ともにあります。まずメリットですが、若いうちの転職でキャリアを変更しやすいことがあります。
若いうちなら、リトライをすることも可能ですので、新たなチャレンジをしたいと思ったり、現状に納得がいかない時は、転職の余地があります。社会に出て働いた経験があることで、新卒者の就職活動とは異なる観点で仕事探しやキャリアプランの構築が可能になり、納得のいく職探しができます。
その反面、第二新卒では、中途採用の求人に対しては経験が不足しています。職採用者には、即戦力となるような経験や知識を求める企業からすると第二新卒は力不足ということになります。その場合は、経験を積むという意味でも、最初の会社での経験を増やした方が得策です。
また、早期に退職している事はマイナス評価であるため、退職理由はしっかり整理して、質問に答えられるようにしておくことが大切です。転職をしながらキャリアアップをしていく人も多くなり、転職も当たり前のことになっていますが、すぐに退職してしまう人は問題視されます。
どんな転職活動をすれば第二新卒にとって有利な展開になるかは、自分自身の武器や弱点を考慮に入れて、考えてることが大事です。