大学生の就職活動について
全体的にスケジュールが前倒しの傾向にあるのが、最近の大学生の就職活動だといいます。ほとんどの人は、大学3年生の時点から始めるようです。
どんな業種に就職したいかを考えながら、短期語学留学、経験作りとしてのボランティアや海外旅行、インターンシップ制度の利用、資格の取得などをするようです。12月には、次年度の大学生を対象とした就職サイトが開始され、求人企業の登録がはじまります。
掲載されるようになるのが、資料請求や企業説明会の情報です。1月頃からは合同企業説明会の参加やエントリーシートの提出、本格的な企業説明会と就職活動の本番が始まります。
まず会社の説明会に出席するために就職サイトなどからエントリーを行うのが、就職活動で大学生を対象としたものです。正式にエントリーシートを提出するかどうかを説明会参加後に確認してから、進むのが次の試験です。
筆記試験、人事面接、役員面接などの順に選考を重ねていきます。大手企業を中心に4月が選考のピークだとされています。2月~6月の就職活動期間は会社説明会や面接が重なり、スケジュール管理が難しくなることもあります。
効率的に動けるように自分なりの方法で就職活動の日程を調整することをおすすめします。採用活動の期間を限定せずに通年で大学生の内定を出す会社も最近は増加していますので、夏採用、秋採用もあるので春に内定が出なかった大学生でも、諦めることなく就職活動を続けましょう。
就職活動の前に大学生ができること
大学生のうちにこれをしておくと就職活動がうまくいきやすいというものはどんなものがあるでしょう。大学生は、自由に使える時間がたくさんあります。この時間でどんなことをしたかで、就職活動の行く末が別れるといいます。
ちょっとした時間でも活用できていた人は、段取りをつくる力や記憶力が高まっているものです。大学生の時に自分の持つスキルをどのように伸ばすことができるか、どんな経験をしておくことができるかは、将来につながる重要な要素です。
せっかく大学に入ったのですから就職活動に活かすためにも、自分の専攻を深く広く学び、研究することを心がけましょう。学校の成績は就職活動でもチェックされますし、英語は様々な分野で役立ちます。
社会人として戦力になりえる人は、大学でも十分に学んでいたものとして、就職活動でもポイントになるようです。大学生の段階でとれる資格があれば、将来の仕事につながるような資格を選んで取得しておくと役に立つでしょう。
自己アピールの題材になもなりますし、就職活動でも役立つものといえます。大学生のころから、多くの人とのコミュニケーションをとっておくことも大事です。人間同士のつながりを肌身で知っている人は、就職活動でも何かと役に立ちます。
長期のアルバイトやボランティアなど、社会に触れる活動を経験しておくといいでしょう。毎日新聞を読んで世の中のさまざまな動きに敏感になることも大学生のうちに身に付けておきたいことです。
大学生は、就職活動がスタートしてから付け焼き刃で何かしても間に合いませんので、早くから取り組みましょう。
第二新卒で転職するメリットについて
第二新卒は、人材を求める企業から見るとどういった長所を持っているといえるでしょう。第二新卒よりも長い就業期間を経て転職を希望する中途採用者とは異なります。
考え方によっては、第二新卒はまだ現場を任せられるだけの技術や経験を持っていなくても、それを補って余りある特徴があります。即戦力になるほどの能力は期待できませんが、第二新卒は社会人として最低限必要なことは、前の会社で修得しています。
そのため、新人研修に相当する部分を、第二新卒に対しては行う必要がありません。つまり、完全な新人に対して一から十まで教える手間を省きたい企業は、第二新卒を好んで採用するのです。一般的な中途採用者と違って、第二新卒は年齢層が若く、新卒と大差ありません。
第二新卒なら、これまでのやり方から新しいやり方に移行しやすいといいます。第二新卒の転職者に対する採用状況はやさしくありません。最初の会社をすぐに辞めてしまったという経歴は問題視されますし、倍率も相当なものです。
前の仕事が続かなかった理由によっては、メンタルが弱いと思われかねません。同年齢の新卒者と同じくらいか、それより優れた人材でなければ採用されないという場合もあります。メンタリティの強さが、第二新卒の転職では重要になるかもしれません。