需要がある職業と先細りになると予想される職業を比較
人気のある職業は毎年発表されていますが、昔と現在で比較してみるとランキングの順位は様変わりしています。今は求人もたくさんあって、なりたい人も大勢いるけれど、将来性を考えるとこの先縮小していくだろうという職業もあります。
自分にどんな職業の適性があるかを考えることも大事ですが、これから先、必要とされ続ける仕事かどうかも大事な要素と言えます。数年前と比較して現在需要があり、今後も必要だと予想されるのは、人間にしか出来ない分野の仕事です。
膨大なデータとAIを利用したプログラムの構築で、色々な作業がオートでできるようになっているのが、現代の社会です。今後、IT技術が進歩することで不要になっていく職業は、需要が減っていく一方ですので、職業選択時にはよく考える必要があります。
現在も人手不足が嘆かれており、今後も需要が見込まれる代表的な職業は介護職です。少子高齢化社会に突入した現在の日本では、高齢者の増加にともなって介護サービスの従事者が不足しています。
職業を選ぶ時には、それぞれの職種を比較することも大事ですが、業界全体の動向についても確認するといいでしょう。もちろん自分が就きたい職業を選択するのが一番ですが、長く勤めたいのであれば、将来性も考慮すべき点です。
ものづくりやサービス業に関しても、ネットの普及や機械技術の変化の影響を大きく受けています。職業選びに際しては、最新の情報もきちんとキャッチした上で、将来的なビジョンを描きながら、自分なりの選択をすることです。
職業の種類から仕事を選ぶ方法
つきたい仕事について大まかなビジョンをまとめることが、就職活動をするための第一ステップです。職業の種類となると四百以上ありますので、この中なら選ぶのはなかなか出来るものではありません。
消去法や条件の抽出によって、数ある仕事の中から、自分の仕事は何が一番いいのかを、見つけ出すことが大事になります。人が仕事をするのは食い扶持を稼ぐためでもありますので、給与の高い会社を選ぶこと自体は悪くはありません。
給与が高い企業で働きたい場合は、医師などの専門家を目指せばいいのかもしれません。専門的なことを既に学んでいるのであれば、自分の持っている知識を活かせる職業を選択してみる方法もあります。
安泰だと思われていた企業が潰れたり、人員整理をされることも珍しくありません。定年まで長く安定して働きたいのであれば、公務員なども選択肢のひとつです。具体的に何の公務員になるかは、情報を十分に集めて、採用試験についても知る必要がありますので、準備をすることです。
給与額を重視して仕事を決めるのではなく、自分のやりたい仕事をするという考え方もあります。販売、医療、福祉、製造、営業、マスコミ関係など、社会の一翼を担っている仕事は、とてもたくさんあります。
種類は多いので一つ一つ確認してみるとよいです。慌てて決める必要はなく、じっくり検討してから納得がいくまで調べることも大切です。
職業を決めるときには仕事の内容と収入のバランスに注意
人は生きていくためにお金が必要ですので、職業を選択し、仕事をすることで一定の収入を確保します。仕事をするのは収入を得るためなので、金額はとても大事です。人は、生きている時間のうちの何割かを働くことに使います。
収入がいいことは大事ですが、心身の苦痛が強い職業に就くと生きること自体が苦痛になってしまう可能性があるかもしれません。もちろん、職業は職業、人生は人生と割り切って、仕事以外の時間を出来るだけ有意義に使うことに集中すると言うのも人生の選択の一つです。
より充足度の高い人生を送るなら、仕事をする時もやりがいを感じて、仕事以外の時間も自分の納得のいくような使い方をするというスタイルが素敵です。楽しく仕事をするためには、自分がどんな仕事を楽しめるかが重要になります。
楽しみながら取り組むことができる仕事をいくつかピックアップして、その中から比較的高収入の仕事を選択することで、満足度の高い仕事が選べます。とはいえ、実際は楽しくて高収入な仕事がそうそう見つかりはしません。
楽しいけれど収入が少ない仕事や収入は高いけれど苦しい仕事など、両方の条件を満たすことは困難です。収入に限らず、どんな条件の仕事ならやるかは、人によって判断が異なるところです。
そのためには、職業に関して、その仕事の内容と収入に対して、譲れないポイントや最低ラインを設定することが必要になります。働く場所や求められる能力や必要な適性など、色々な条件があります。まず自分が仕事に何を期待しているかを明確にすることで、仕事探しがしやすくなるでしょう。